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19日=香港株売り買い交錯、H株銘柄に買い集まる

中国 経済・産業ニュース

  19日の香港株式市場は売り買い交錯で取引を終えた。主要指数の終値はハンセン指数が前営業日終値比0.057%高の13023.360ポイント、H株指数が同0.745%高の7266.240ポイント、レッドチップ指数が同0.351%安の2998.520ポイントだった。売買代金は355億香港ドルで、前営業日の428億香港ドルから縮小した。

  この日は、前日の中国本土株が急落したことや、米自動車業界の再編計画を不安視する見方などを悪材料に、売り込まれて取引が始まったが、売りが一巡した後は国内の材料を基に、中国企業のH株銘柄を中心として買い戻しの動きが広がった。中でもハンセン指数に重複採用されるH株銘柄が買われ、指数を下支えた。この日に中国本土株が上昇に転じたこと、中国景気対策への期待感が高まったことなどが材料視された。ハンセン、H株の両指数は小幅続伸した。

  この日の主要指数は大幅安で寄り付き、ハンセン指数は12800ポイント台で取引が始まった。しかし寄り付き直後から買い圧力が高まり、押し目買いを挟みながら上値を押し上げる展開。前場引け前にやや売られる動きもみられたが、後場では再び買い優勢となった。ハンセン指数は大引け前に前営業日終値を境として上下動した。

  ハンセン指数構成銘柄は同指数に重複採用されるH株銘柄が買われ、指数を押し上げた。裕元工業(00551)が7.38%高、中国海外発展(00688)が3.74%高、中国聯通(00762)が4.19%高などと買い進まれた。一方、時価総額上位の中国移動(00941)が2.09%安、HSBC(00005)が1.05%安と下落。長江実業(00001)が2.69%安、恒基不動産(00012)が0.98%安、新鴻基不動産(00016)が1.19%安と香港不動産セクターも売られた。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が2.11%高、中国銀行(03988)が0.93%高、交通銀行(03328)が0.20%高、中国人寿保険(02628)が0.89%高、平安保険(02318)が3.59%高と時価総額上位の銀行、保険セクターの一角が上昇。華能国際電力(00902)が4.06%高、大唐国際発電(00991)が2.77%高と電力銘柄も買われた。不動産、インフラ、素材も物色された。

  中国大陸株式市場は反発。主要指標の上海総合指数は前営業日終値比0.781%高の2227.125ポイントでこの日の取引を終えた。上海総合指数が前日に今年最大の下げ幅を付けただけに、自律反発狙いの買いが先行した。国家外貨管理局の方上浦副局長が前日の会見で、外貨準備高を内需拡大に振り向けるべきとの考えを述べたことも支援材料となった。国務院常務会が18日、電子・情報産業向けの支援策を原則承認したと伝えられ、通信関連株が急伸。鉄鋼産業向け支援策の実施細則が今週内にも発表されるとの見方から、鉄鋼株も買われた。「13都市で新エネルギーを動力とするバス車両が試験導入される」との報道を手掛かりに自動車株にも継続買い。セメント株の上げ幅も目立った。