20日=香港株下落、米株安で売り広がる
2009年 2月 20日(金曜日) 18:38
20日の香港株式市場は下落して週末を迎えた。主要指数の終値はハンセン指数が前営業日終値比2.489%安の12699.170ポイント、H株指数が同2.751%安の7066.320ポイント、レッドチップ指数が同2.414%安の2926.140ポイントだった。売買代金は397.6億香港ドルで、前営業日の355億香港ドルから拡大した。
この日は前日の米株が6年4カ月ぶりの安値を記録したことや、米経済統計の悪化を受けて景気の先行きに懸念が再び高まったことなど海外の悪材料を基に売り進まれた。この日の中国本土株続伸や中国政府による産業支援策などの好材料も浮上したが、香港市場への影響は限られた。時価総額上位のセクターを中心に売り込まれ、指数の下げをけん引した。H株指数の構成銘柄は全面安、ハンセン指数もほぼ全面安だった。ハンセン、H株の両指数は反落した。
この日の主要指数は大幅安で寄り付き、ハンセン指数は300ポイント近い下げ幅を記録した。朝方は買い戻される動きもみられたが、前場引けにかけては売りが優勢となった。後場は買い戻しが入ったものの、上げ幅は限定的だった。ハンセン指数は終値ベースで3営業日ぶりに13000ポイントを割り込んだ。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が2.57%安、HSBC(00005)が2.31%安と続落。長江実業(00001)が2.85%安、恒基不動産(00012)が1.59%安、新鴻基不動産(0016)が3.21%安と香港不動産セクターも継続売りが集まった。このほかでは中遠太平洋(01199)が5.83%安、華潤創業(00291)が5.55%安、裕元工業(00551)が4.07%安と大幅安で引けた。
H株指数構成銘柄は全面安。中国建設銀行(00939)が2.33%安、中国工商銀行(01398)が2.68%安、中国銀行(03988)が2.31%安、交通銀行(03328)が4.19%安、中国人寿保険(02628)が2.64%安、平安保険(02318)が2.36%安と時価総額上位の銀行、保険セクターが軒並み安となった。江蘇高速道路(00177)が5.91%安、馬鞍山鋼鉄(00323)が5.20%安、中国建材(03323)が5.78%安などと下げ幅上位に並んだ。
中国大陸株式市場は続伸。主要指標の上海総合指数は前営業日終値比1.542%高の2261.478ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も続伸。終値は上海B株指数が前営業日終値比3.856%高の147.670ポイント、深センB株指数が1.909%高の326.274ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は前日とほぼ横ばいの1706.4億元だった。
この日はほぼ全面高の展開。国務院が19日の常務会で、軽工業と石油化学産業向けの支援策を承認したことを受け、繊維、石油関連株に買いが広がった。政府の矢継ぎ早の景気対策で投資家心理が上向く中、指数はほぼ一本調子で値を上げ、この日の高値圏で引けた。中国人民銀行(中央銀行)研究局の張健華局長が「利下げ余地はある」と発言し、利下げ期待から銀行株に買い戻しがみられた。軽工業の支援策の一環として、農村部の家電普及策の強化が決定されたことを受けて家電株も買われた。






