27日=香港株続落、国内外株安と景気懸念で売り進む
2009年 2月 27日(金曜日) 18:32
27日の香港株式市場は続落して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.647%安の12811.570ポイント、H株指数が同1.323%安の6902.840ポイント、レッドチップ指数が同0.940%安の2900.330ポイントだった。売買代金は380億香港ドルで、前営業日の394.8億香港ドルから縮小した。
前日の米株続落や、米景気指標の悪化に伴う景気の先行き懸念、この日の中国本土株続落、まもなく発表が本格化する08年度本決算の業績懸念など、国内外の悪材料を受けて売りが先行した。しかし、ハンセン指数の下げ幅は限られ、米大手銀の国有化懸念が和らいだことで、前日の米株市場で金融株が上昇した流れから、香港系銀行セクターの一角に買い戻しが集まった。
この日の主要指数は高値で寄り付き、寄り付き直後でさらに一段上げて取引が始まった。ハンセン指数は一時、13000ポイントを回復する局面もみられた。ただその後は売りが強まる展開で、前場はH株指数が小反落し、ハンセン指数が小幅に上昇して引けた。後場に入ると、売り基調がさらに強まり、指数を押し下げた。ただし、下げ幅自体は限られた。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が0.73%安、HSBC(00005)が0.87%安と下落。長江実業(00001)が1.31%安、新鴻基不動産(00016)が0.48%安、信和置業(00083)が0.16%安などと香港不動産セクターの一角も売られた。このほかでは利豊(00494)が2.71%安、中遠太平洋(01199)が2.73%安とさえない。一方、香港系銀行や電力には買いが集まった。
H株指数構成銘柄は中国工商銀行(01398)が2.15%安、交通銀行(03328)が1.67%安、中国人寿保険(02628)が2.46%安、平安保険(02318)が1.84%安と時価総額上位の銀行、保険セクターが売られ、指数を押し下げた。素材、不動産、運輸など幅広いセクターが売りに押され、中でも富力地産(02777)が9.37%安、紫金砿業(02899)が4.57%安と売り込まれた。2008年12月期本決算で7割減益となる見通しを発表した馬鞍山鋼鉄(00323)は2.54%安だった。
中国大陸株式市場は続落。主要指標の上海総合指数は前営業日終値比1.810%安の2082.852ポイントでこの日の取引を終えた。2100ポイントを割り込むのは2月5日以来、3週間ぶり。外貨建てのB株相場も続落。終値は上海B株指数が前営業日終値比4.343%安の131.408ポイント、深センB株指数が3.226%安の300.541ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1523.3億元と、前営業日の1985.9億元より減少した。
上場企業が大口投資家に対して株式売却を制限する「ロックアップ」期間の満了を迎える株式が来週は今年に入って最多となると伝わり、需給悪化懸念が広がった。中国人民銀行(中央銀行)が2月に入り、公開市場操作による売りオペを加速していると報じられたことも重し。産業支援策の期待感で前日急伸した非鉄株に利益確定売りが広がった。2008年の航空業の不振を嫌気して航空株も全面安となった。







