【上海株・概況】28日=朝安後に反発、企業の四半期決算内容を好感
2009年 10月 28日(水曜日) 17:13
28日の中国本土株式市場で、上海相場の代表的な指数である上海総合指数は前営業日終値比0.33%高の3031.33ポイントと反発した。朝方は工商銀行による大型ロックアップ(譲渡制限)解除を背景とした需給悪化懸念が先行し、指数は取引時間中で7営業日にぶりに3000ポイントを割り込む場面もあったが、売り一巡後は買い戻しの動きが優勢となった。
国家統計局が朝方発表した全国主要22都市の今年1―9月の製造業の減益幅が1―8月より縮小したことを受け、中国経済の着実な回復を評価する買いが広がった。足元で本格化している企業の四半期決算で好内容が相次いでいることも買い材料視された。
株式市場の回復や、IPOの再開で手数料収入の増加が期待されるなか、収益力の回復が連想されて証券株が中盤以降に急伸した。中国国際航空がこの日今年第3四半期決算の黒字転換を発表し、航空株もしっかり。家電株にも四半期決算の内容を評価する買いが膨らんだ。また、農村住民向け家電購入補助制度の補助額上限の撤廃観測が浮上し、同制度を利用した家電購入が増えるとの思惑も浮上した。冬季の暖房シーズンの到来で、発電用石炭価格が年初来高値水準にあることを手掛かりに、石炭株の上げも目立った。
もっとも工商銀のロックアップ解除が引き続き重しとなって、銀行株が終日軟調に推移し、指数の上値を抑えた。
深セン相場を合わせた人民元建てA株相場の売買代金は1939億3000万元と、前営業日の2353億6000万元を下回った。
外貨建てのB株相場は、上海B株指数が0.58%高の208.08ポイント、深センB株指数が0.27%高の541.54ポイントで引けた。 【 中国経済・産業 のページへ】
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