【上海株・概況】11日=利益確定売りで9日ぶり反落、銀行株に売り
2009年 11月 11日(水曜日) 17:06
11日の中国本土株式市場で、上海相場の代表的な指数である上海総合指数は前営業日終値比0.11%安の3175.19ポイントと9日ぶりに小反落した。
国家統計局が朝方発表した鉱工業生産や小売売上高など10月の主要経済指標がほぼ予想通りだったことから、材料出尽くし感からの利益確定売りが先行した。同月のCPI(消費者物価指数)の下落幅縮小を受けてインフレ懸念が高まるなか、金融引き締めへの警戒感も膨らんだ。
中国人民銀行がこの日発表した10月の新規融資額は年初来の低水準にとどまった。急増する銀行融資の一部が、株式市場に流れ込んで相場を支えていたとの見方があるだけに、資金流入が細るとの警戒感が強まった。融資縮小に伴う利息収入の減少懸念から銀行株の一角が売られ、前夜の米原油市況安が嫌気されて資源株も軟調に推移した。
もっとも実態経済の着実な回復を評価した買いも入り、下値は限定的。10月の輸出額の減少ペースが前月比で縮小したことを手がかりに、海運株に業績改善を期待した買いが広がった。この日発表された1~10月の不動産開発投資の伸びを好感して、セメント株にも需要増を連想した買いがみられた。
深セン相場を合わせた人民元建てA株相場の売買代金は2366億元と、前営業日の2683億元を下回った。
外貨建てのB株相場は、上海B株指数が0.86%高の221.80ポイント、深センB株指数が0.42%高の563.30ポイントで引けた。 【 中国経済・産業 のページへ】
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