3日=香港株売り買い交錯、HSBCが急落
2009年 3月 03日(火曜日) 18:31
3日の香港株式市場は売り買いが交錯して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.302%安の12033.880ポイント、H株指数が同0.537%高の6617.570ポイント、レッドチップ指数が同0.693%高の2803.320ポイントだった。売買代金は429.9億香港ドルで、前営業日の363.5億香港ドルから拡大した。
朝方は金融不安の再燃に伴う前日の米株急落を受けて、売り込まれる展開だったが、連日の下落を背景に、朝安後は中国系銘柄を中心に買い戻しの動きが広がった。政治協商会議がこの日から開催され、全国人民代表大会の開催を5日に控える中、中国政府による追加景気対策への期待感が高まった。一方、ハンセン指数は4日続落。金融大手のHSBC(00005)が18%安と急落し、指数を押し下げた。前日発表した2008年12月期本決算の7割減益や大型増資案などが嫌気された。
この日の主要指数は大幅安で寄り付き、ハンセン指数は08年10月27日以来となる12000ポイント台を割れて取引が始まった。ただ朝安後は買い戻しが集まる展開で、H株とレッドチップの両指数は前場から上昇に転じた。後場は上げ幅を圧縮したものの、両指数は高値を維持して引けた。一方、ハンセン指数は上げ幅自体が限定的で、4日続落した。
ハンセン指数構成銘柄はHSBCが18.78%安と急落し、指数の下げをけん引。一方、時価総額上位の中国移動(00941)が0.38%高と反発したほか、長江実業(00001)が0.98%高、恒基不動産(00012)が0.60%高、新鴻基不動産(00016)が0.43%高などと香港不動産セクターも買い戻された。このほかでは中国海外発展(00688)が5.17%高、利豊(00494)が4.37%高、中国聯通(00762)が2.85%高と買いが集まった。
H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が0.53%高、招商銀行(03968)が2.89%高、中信銀行(00998)が1.11%高、中国人寿保険(02628)が1.44%高、中国人民財産保険(02328)が2.71%高と時価総額上位の銀行、保険セクターの一角が反発した。素材や運輸銘柄に買いが集まり、中でも馬鞍山鋼鉄(00323)が8.37%高、鞍鋼(00347)が7.76%高と鉄鋼銘柄が急伸した。
中国大陸株式市場は反落。指標の上海総合指数は前営業日終値比1.052%安の2071.431ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も反落。終値は上海B株指数が前営業日終値比1.241%安の131.718ポイント、深センB株指数が1.177%安の300.189ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1272.2億元と、前営業日の1142億元より増えた。
中国国有資産監督管理委員会の李栄融主任はこのほど、同委直属の国有企業である中央企業の2008年の純利益の合計が約3割減少したと発言。08年通期決算の発表時期を迎える中で、企業業績悪化に対する警戒感が強まった。前日の米株急落を受け、世界景気の先行きを不安視する売りもみられた。上海証券取引所の耿亮理事長がこの日、株価安定化基金の創設について、「現時点で設立の計画はない」と断言したことも相場支援期待の後退につながった。







