5日=香港株反落、幅広いセクターに利食い売り
2009年 3月 05日(木曜日) 18:37
5日の香港株式市場は反落して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.972%安の12211.240ポイント、H株指数が同0.685%安の6900.750ポイント、レッドチップ指数が同1.109%安の2863.350ポイントだった。売買代金は430.8億香港ドルで、前営業日の449.6億香港ドルから縮小した。
この日は前日の大幅高を背景に、幅広いセクターで利益を確定する売りが広がった。この日開幕した第11期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、温家宝首相が行った政府活動報告に新規の材料がみられなかったことも悪材料だった。ただ下げ幅自体は限られ、この日の中国大陸株の続伸や、全人代の開幕に伴う追加景気刺激策への期待感などが指数を下支えした。H株、レッドチップの両指数が反落するのは3営業日ぶりとなった。
この日の主要指数は高値で寄り付き、H株指数は7000ポイントを大きく上回って取引が始まった。しかし、その後は売り買いが交錯する展開で、ハンセン指数が小幅安で前場を終えた。後場では売り圧力が高まり、前場上昇したH株指数も下落に転じた。ただ下げ幅自体は限定的だった。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が1.84%安と大幅反落。長江実業(00001)が1.86%安、恒基不動産(00012)が3.47%安、新鴻基不動産(00016)が0.42%安、新世界発展(00017)が3.41%安と香港不動産セクターが軒並み売り込まれた。このほかでは香港証券取引所(00388)が4.61%安、エスプリ(00330)が4.99%安と売りが目立った。一方、連日軟調だったHSBC(00005)は1.35%高と反発した。
H株指数構成銘柄は機械、素材、運輸、通信など幅広いセクターが売られ、中でも上海電気(02727)が6.75%安、哈爾浜動力(01133)が6.51%安、中国通信服務(00552)が5.60%安、鞍鋼(00347)が4.87%安などと下げ幅上位に並んだ。一方、中国建設銀行(00939)が1.26%高、中国工商銀行(01398)が0.31%高、中国銀行(03988)が0.92%高と時価総額上位の銀行セクターには買いがみられ、指数の下げ幅を圧縮した。
中国大陸株式市場は続伸。指標の上海総合指数は前営業日終値比1.045%高の2221.076ポイントと6日ぶりに2200ポイント台を回復してこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も続伸。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.045%高の140.269ポイント、深センB株指数が0.400%高の316.428ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2310.7億元と、前営業日の1957.9億元より増えた。
温家宝首相は5日に開幕した第11期全国人民代表大会第2回会議で政府活動報告を行い、「株式市場の改革を推進し、市場の安定を維持しなければならない」と表明。中国証券監督管理委員会の尚福林主席もこの日、メディア取材に対し、「印紙税にはまだ引き下げ余地がある」とコメントしており、相場支援策への期待が浮上した。全人代の開幕で、追加的な景気対策を期待する買いも続いた。銀行株が全面高となって相場をけん引した。






