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10日=香港株4日ぶり反発、中国国内に材料浮上

中国 経済・産業ニュース

  10日の香港株式市場は大幅反発して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比3.081%高の11694.050ポイント、H株指数が同2.306%高の6880.670ポイント、レッドチップ指数が同2.080%高の2812.740ポイントだった。売買代金は334.8億香港ドルで、前営業日の357.9億香港ドルから縮小した。

  主要指数は4営業日ぶりに反発した。前日の急落や直近参営業日での下落による反動から、この日は値ごろ感の出た大型優良銘柄を中心に買い戻しが活発化した。この日の中国大陸株反発や、この日発表された中国2月のCPI(消費者物価指数)がマイナス成長を記録したことに伴い、当局の金融緩和に期待感が高まったことも投資家心理を押し上げた。銀行、保険、通信など時価総額上位のセクターが買い進まれ、指数を押し上げた。中でも連日軟調だったHSBC(00005)は約14%高と急伸した。

  この日の主要指数は大幅高で寄り付き、ハンセン指数は約200ポイントの上げ幅を記録した。その後も売り買いを挟みながら上値を押し上げる展開。後場に入るとやや売られる局面もみられたが、下げ幅自体は限定的だった。主要指数は軒並み大幅高でこの日の取引を終えた。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位のHSBCが13.93%高と急伸。前日24%安となった反動から買いが膨らんだ。中国移動(00941)も1.74%高と反発した。連日急落していた銀行セクターも買い戻され、ハンセン銀行(00011)が2.01%高、東亜銀行(00023)が7.13%高、中銀香港(02388)が2.38%高と上げ幅が目立った。このほかでは中国海洋石油(00883)が7.38%高、裕元工業(00551)が4.00%高と買い進まれた。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が0.25%高、中国工商銀行(01398)が1.58%高、中国銀行(03988)が0.92%高、中国人寿保険(02628)が1.66%高、平安保険(02318)が4.22%高などと時価総額上位の銀行、保険セクターが軒並み買い戻された。前日の国際原油相場の大幅上昇を受け中国石油化工(00386)が4.93%高、中国石油天然気(00857)が3.92%高と大幅上昇した。ほとんどの銘柄が買われ、中でも中国通信服務(00552)が6.95%高、中国遠洋(01919)が7.99%高などと上げ幅上位に並んだ。

  中国大陸株式市場は反発。指標の上海総合指数は前営業日終値比1.879%高の2158.568ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も反発。終値は上海B株指数が前営業日終値比1.951%高の140.099ポイント、深センB株指数が1.209%高の317.755ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1065.6億元と、前営業日の1581.2億元より減少した。

  前日急落した流れを継いで安く寄りついたものの、まもなく自律反発狙いの買いが膨らんだ。国家統計局がこの日発表した2月のCPI(消費者物価指数)が前年同月比で1.6%低下し、6年ぶりのマイナス成長となったことから、利下げを含む当局の金融緩和に対する期待感が強まった。中国人民銀行(中央銀行)の蘇寧副総裁は9日、「現在の預金準備率は13-15%と高い水準にあり、大幅な引き下げ余地がある」とコメント。金利についても、「過去5回の利下げで狭まってはいるものの、引き下げ余地は必ずある」と述べ、追加利下げに含みを持たせた。利下げ観測が広がる中で、後場に入って銀行株を買い戻す動きが強まった。昨夜の米原油先物相場の急騰を手がかりに石油株も上昇。石炭、非鉄、鉄鋼株も買われた。