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11日=香港株続伸、米株急伸を材料視

中国 経済・産業ニュース

  11日の香港株式市場は続伸して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.023%高の11930.660ポイント、H株指数が同1.847%高の7007.740ポイント、レッドチップ指数が同2.098%高の2871.740ポイントだった。売買代金は447億香港ドルで、前営業日の334.8億香港ドルから拡大した。

  前日の米株急伸を好感して買いが膨らんだ。米大手銀行シティグループの業績改善見通しが伝わったことや、米市場で空売り規制が実施されるとの観測が浮上したことなどを受け、米金融不安が和らいだ。中国政府による追加景気刺激策や金融緩和への期待感も買いを支えた。中国大陸株が後場で下落に転じると、一時は売りに押される局面もみられたが、大引けにかけては再び買いが広がった。銀行、保険、不動産など時価総額上位のセクターが買い進まれ、主要指数の構成銘柄は大半が上昇して引けた。

  この日の主要指数は大幅高で寄り付き、ハンセン指数は前営業日終値から500ポイント以上高い12200ポイント台で取引が始まった。取引時間内に12000ポイントを回復するのは3営業日ぶり。朝方はもみ合いながら推移していたが、前場引けにかけては売りに押される格好で、後場も開始直後はさらに一段売られる展開となった。ただ下げ幅自体は限定的で、大引けにかけては再び上昇した。H株指数は終値ベースで10営業日ぶりに7000ポイントを上抜けた。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が2.02%高、HSBC(00005)が2.26%高と続伸。長江実業(00001)が5.53%高、恒基不動産(00012)が4.00%高、新鴻基不動産(00016)が3.95%高など香港不動産セクターは軒並み高だった。ハンセン銀行(00011)が5.48%高、中銀香港(02388)が2.32%高、香港証券取引所(00388)が2.32%高と金融セクターも買い進まれた。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が0.25%高、中国工商銀行(01398)が1.55%高、中国銀行(03988)が0.45%高、中国人寿保険(02628)が3.73%高、平安保険(02318)が3.65%高、中国人民財産保険(02328)が2.89%高などと時価総額上位の銀行、保険セクターがそろって続伸した。この日は幅広いセクターが物色され、東風汽車集団(00489)が7.02%高、神華能源(01088)が3.29%高、富力地産(02777)が4.09%高と上げ幅上位に並んだ。

  中国大陸株式市場は反落。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.905%安の2139.025ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場はまちまち。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.165%安の139.868ポイント、深センB株指数が0.223%高の318.465ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1345.5億元と、前営業日の1065.6億元より増えた。

  中国税関総署がこの日発表した2月の貿易統計で、輸出、輸入がいずれも4カ月連続の減少となるなど貿易統計の悪化を受け、景気減速を懸念する売りが引けにかけて強まった。もっとも下値は限定的。国家統計局の関係者が10日、2月の新規銀行融資が過去最多となった1月の1.6兆元に迫る1兆元超となる見通しを発表し、流動性の改善を期待する買いもみられた。中国国家統計局が朝方発表した1─2月の都市部固定資産投資が前年同期比26.5%増と堅調に推移したこともポジティブ材料だった。