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12日=香港株売り買い交錯、後場で買い戻し集まる

中国 経済・産業ニュース

  11日の香港株式市場は売り買いが交錯して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.594%高の12001.530ポイント、H株指数が同0.646%安の6962.480ポイント、レッドチップ指数が同0.716%高の2892.290ポイントだった。売買代金は285億香港ドルで、前営業日の447億香港ドルから大きく縮小した。

  この日は売り買いが交錯した。ハンセン、レッドチップの両指数は小幅続伸、H株指数は反落した。前日発表された2月の中国貿易統計が市場予想を上回って悪化したこと、この日発表された1、2月の中国社会消費品小売総額の伸びが大幅に減速したことを背景に、中国国内の景気悪化に懸念が高まったことで、前場は中国企業のH株銘柄を中心に売りが広がった。しかし後場では、前日の米株上昇やこの日の中国本土株の下げ幅圧縮などを材料に、買い戻しの動きが集まった。また終日の売買代金は200億香港ドル台後半にとどまるなど、この日は薄商いだった。

  この日の主要指数は小幅安で寄り付いた。取引開始直後は上昇したが続かず、前場引けにかけては段階的に売り込まれる展開で、特にH株指数の下げがきつかった。しかし、後場に入ると、再び買い圧力が高まり、ハンセン、レッドチップの両指数は前営業日終値を上抜けた。ハンセン指数が終値ベースで12000ポイントを回復するのは5営業日ぶり。一方、H株指数は前日回復した7000ポイントを割り込んで引けた。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が0.68%高、HSBC(00005)が1.66%高と続伸。長江実業(00001)が1.26%高、恒基不動産(00012)が1.21%高、新世界発展(00017)が0.30%高、信和置業(00083)が2.11%高など香港不動産セクターも継続して買い進まれた。親会社による資産注入の可能性が指摘された中信泰富(00267)は7.37%高と急伸。このほかでは富士康(02038)が3.57%高、騰訊控股(00700)が2.39%高と好調だった。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が2.01%安、中国工商銀行(01398)が2.14%安、交通銀行(03328)が0.43%安、中信銀行(00998)が1.04%安と時価総額上位の銀行セクターが軟調。素材、資源、インフラ、機械などのセクターも売り進まれ、中でも上海電気(02727)が6.82%安、江蘇高速道路(00177)が4.54%安、哈爾浜動力(01133)が4.96%安などと下げ幅上位に並んだ。一方、中国人寿保険(02628)が1.80%高、平安保険(02318)が2.51%高と保険セクターがそろって続伸した。

  中国大陸株式市場は小幅続落。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.240%安の2133.881ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も下落。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.235%安の139.539ポイント、深センB株指数が0.120%安の318.084ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1106.7億元と、前営業日の1345.5億元より減少した。

  国家統計局がこの日発表した1、2月の社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同期比15.2%増の2兆80億元と、伸び率が08年通年の21.6%に比べ大幅に縮小した。税関総署が前日発表した2月の輸出統計も市場予想より悪い内容となっており、内外需の縮小による景気悪化への懸念が強まった。もっとも下値は限定的。中国人民銀行(中央銀行)がこの日発表した市中銀行の2月の人民元建て新規貸出は1兆700億元と、依然として高い水準になったことから、企業の資金繰り改善が期待された。