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17日=香港株反落、後場で利食い売り発生

中国 経済・産業ニュース

  17日の香港株式市場は反落して取引を終えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.760%安の12878.090ポイント、H株指数が同1.201%安の7508.080ポイント、レッドチップ指数が同2.922%安の2981.110ポイントだった。売買代金は489.9億香港ドルで、前営業日の467億香港ドルから拡大した。

  この日は前場と後場で売り買いが分かれた。前場は米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の発言などを受けて米金融不安が後退したこと、この日の中国大陸株が大幅続伸したことが材料視され、買い優勢で取引が進んだが、後場に入ると連日の上昇による反動から、幅広いセクターに利益を確定する売りが広がった。ただ米金融不安の後退を材料に、香港銀行セクターには継続買いが入ったため、ハンセン指数の下げ幅を圧縮した。主要指数ではハンセン、レッドチップの両指数が6営業日ぶり、H株指数が3営業日ぶりにそれぞれ反落した。

  この日の主要指数は小幅安で寄り付いたが、その後は買い優勢で推移した。朝方は一時、売りも混じったが、前場中盤以降は買い圧力が急速に高まった。ハンセン指数は一時、取引時間内として12営業日ぶりに13000ポイントを回復した。しかし、後場に入ると売りが先行する展開となり、上げ幅を次第に圧縮。大引け直前では急速に売られ、主要指数はそろって反落した。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が3.59%安と大幅反落。長江実業(00001)が1.93%安、新鴻基不動産(00016)が1.08%安、新世界発展(00017)が0.72%安と香港不動産セクターも売りに押された。このほかでも中国聯通(00762)が4.82%安、騰訊控股(00700)が3.03%安と軟調だった。一方、HSBC(00005)が2.87%高、ハンセン銀行(00011)が0.63%高、東亜銀行(00023)が0.82%高と銀行セクターには継続買いが入った。

  H株指数構成銘柄は中国人寿保険(02628)が4.95%安、平安保険(02318)が4.73%安、中国人民財産保険(02328)が4.31%安と時価総額上位の保険セクターが軒並み安。素材、運輸のセクターを中心に下げ幅が目立ち、中海発展(01138)が7.05%安、安徽海螺(00914)が4.36%安、中国遠洋(01919)が4.18%安、大唐国際発電(00991)が4.14%安と下げ幅上位に並んだ。

  中国大陸株式市場は大幅続伸。指標の上海総合指数は前営業日終値比3.020%高の2218.326ポイントと8営業日ぶりに2200ポイントを戻してこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も続伸。終値は上海B株指数が前営業日終値比2.806%高の144.109ポイント、深センB株指数が3.750%高の333.068ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1744.5億元と、前営業日の956.4億元に比べ大幅に増えた。

  ほぼ全面高の展開だった。中国人民銀行(中央銀行)による預金準備率の引き下げが近いとの観測が浮上し、朝方から買い優勢の展開。中央政府が4兆元規模の内需刺激策とは別の予備の景気対策の検討に入ったとも伝えられ、指数はほぼ一本調子で上昇し、この日の高値圏で引けた。国内14行が今年1、2月に設けた与信枠が4兆5200億元に達したことが明らかになる中、「企業が銀行から借り受けた資金を株式投資に振り向ける可能性が高い」と国内メディアが伝え、新たな資金流入にも期待が強まった。