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20日=香港株下落、利益確定売りが終日広がる

中国 経済・産業ニュース

  20日の香港株式市場は下落して週末を迎えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.265%安の12833.510ポイント、H株指数が同3.046%安の7495.960ポイント、レッドチップ指数が同3.065%安の2932.420ポイントだった。売買代金は438.9億香港ドルで、前営業日の485.9億香港ドルから縮小した。

  直近営業日での上昇を背景に、この日は利益を確定する売りが続き、後場ではさらに深押しした。前日の米株が反落したことや、2008年度本決算の発表が本格化する中、企業業績の悪化に警戒感が高まったことも投資家心理を冷やした。中国大陸株が後場で上昇に転じたことは材料視されなかった。銀行、保険、不動産、通信など時価総額上位のセクターで下げ幅が目立ち、指数の下げをけん引した。ハンセン、H株の両指数は反落した。

  この日の主要指数は高値で寄り付いたものの、その後は売り優勢で取引が進んだ。寄り付き直後から売りが集まり、前場中盤までにハンセン指数は13000ポイントを下抜けた。前場引けにかけては売り買いが交錯したが、後場に入るとさらに売り込まれる展開となった。ハンセン指数は3営業日ぶりに13000ポイントを下回って引けた。

  ハンセン指数構成銘柄は中国移動(00941)が5.39%安と大幅反落。HSBC(00005)も0.12%安と反落した。長江実業(00001)が3.51%安、恒基不動産(00012)が2.60%安、新鴻基不動産(00016)が2.11%安、信和置業(00083)が1.02%安と香港不動産セクターにも売りが集まった。一方、利豊(00494)が8.17%高、エスプリ(00330)が4.07%高、裕元工業(00551)が3.67%高と逆行高となる銘柄も出た。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が5.23%安、中国工商銀行(01398)が5.42%安、中国銀行(03988)が4.21%安、中国人寿保険(02628)が2.20%安、平安保険(02318)が3.93%安などと時価総額上位の銀行、保険セクターで下げ幅が目立った。電力、自動車、通信などのセクターでも売り進まれた。一方、紫金砿業(02899)は16.43%高と急伸。金先物相場の上昇を材料に買いが膨らんだ。

  中国大陸株式市場は5日続伸。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.677%高の2281.087ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場は反落。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.750%安の149.128ポイント、深センB株指数が1.032%安の335.375ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2080.2億元と、前営業日の1845.8億元より増加した。

  朝方は前日までの4日続伸を受けて戻り待ちの売りに押されたが、引けにかけて上昇に転じた。中国当局はこれまで週末に金融政策を発表することが多く、利下げや預金準備率の引き下げ観測が持続した。前夜の米原油先物相場の上昇を手掛かりに石油株が急伸。石炭、鉄鋼株も買われた。商品市況の活況を追い風に非鉄株も大幅に上昇した。半面、不動産株はさえない。前日買われただけに目先の利益を確定する売りに押された。銀行株も下落。前日に08年通期の77%減益を発表した深セン発展銀行(000001)が売られ、他の銀行株も連れ安となった。