27日=香港株小動き、売り買いが交錯
2009年 3月 27日(金曜日) 18:18
27日の香港株式市場は売り買い交錯で週末を迎えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.075%高の14119.500ポイント、H株指数が同0.095%安の8481.220ポイント、レッドチップ指数が同0.839%高の3209.930ポイントだった。売買代金は588.9億香港ドルで、前営業日の640億香港ドルから縮小した。
前日の大幅高による反動から、この日は目先の利益を確定する売りが広がった。ただ前日の米株やこの日の中国大陸株が続伸したこと、中国で景気後退懸念が緩和したことなどの材料を手掛かりに、買いも混じった。前日急伸した時価総額上位の中国金融セクターで売りが目立ち、H株指数は小幅反落した。
この日のハンセン、H株の両指数は高値で寄り付いて取引が始まったが、その後は売り基調で推移した。寄り付き直後に大きく売られ、その後も売り買いを挟みながら下落する展開となった。後場は買い戻しの動きが広がり、前営業日終値を境に上下動した。一方、レッドチップ指数は終日買いが先行し、大引け前にさらに一段上げた。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が0.21%安と反落。相次ぐ経営陣の交代が嫌気材料となったエスプリ(00330)は9.92%安と急落した。一方、HSBC(00005)は1.03%高と続伸。恒基不動産(00012)が2.67%高、新鴻基不動産(00016)が1.60%高、信和置業(00083)が5.49%高などと香港不動産セクターも買いが集まった。
H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が1.05%安、交通銀行(03328)が1.71%安、招商銀行(03968)が1.50%安、中国人寿保険(02628)が1.13%安、平安保険(02318)が1.11%安などと時価総額上位の銀行、保険セクターで利食い売りが発生した。一方、前日14%高と急伸した中国工商銀行(01398)は1.94%高と継続して買われた。このほかでは上海石油化工(00338)が7.03%高、安徽海螺(00914)が5.05%高と上げ幅が目立った。
中国大陸株式市場は続伸。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.539%高の2374.438ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も続伸。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.624%高の156.975ポイント、深センB株指数が1.136%高の351.480ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2417.8億元と、前営業日の2084億元より増えた。
前日急伸した地合いを継いで、終日買い優勢に推移した。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が26日発表した論文で、国内マクロ情勢について、「一部の先行指標は改善しており、過度な景気下振れリスクからは基本的に脱却した」との見方を示したことを好感した。「極度の外需依存を改め、内需拡大によって景気経済の安定成長をめざす」とも記述しており、追加景気対策にも期待が強まった。もっとも高値警戒感が残る中で、週末の持ち高調整の売りもみられ、指数は伸び悩んだ。






