30日=香港株大幅下落、利益確定売り広がる
2009年 3月 30日(月曜日) 18:20
週明け30日の香港株式市場は大幅下落した。主要指数の終値は、ハンセン指数が4.697%安の13456.330ポイント、H株指数が同6.852%安の7900.090ポイント、レッドチップ指数が同4.126%安の3077.490ポイントだった。売買代金は515億香港ドルで、前営業日の588.9億香港ドルから縮小した。
前週末の米株とこの日の中国大陸株の反落を背景に、連日の大幅高による反動から目先の利益を確定する動きが広がった。後場に入るとさらに一段安となった。銀行、保険、通信、不動産など時価総額上位のセクターを中心に売り進まれ、中でも中国企業のH株銘柄で下げ幅が目立った。H株指数は続落し、H株指数の構成銘柄は全面安で引けた。
この日の主要指数は大幅安で寄り付き、ハンセン指数は14000ポイントを大きく割り込んで取引が始まった。朝方は小幅な値動きで推移していたが、前引け直前になると売りが急速に強まった。後場も下げ基調は変わらず、さらに下値を押し下げた。ハンセン、H株の両指数は終値ベースで3営業日ぶりに14000ポイント、8000ポイントをそれぞれ割り込んだ。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が4.16%安、HSBC(00005)が2.51%安と大幅下落。長江実業(00001)が5.10%安、恒基不動産(00012)、新鴻基不動産(00016)がともに4.72%安、新世界発展(00017)が3.75%安などと香港不動産セクターの下げ幅も目立った。相次ぐ経営陣の交代が嫌気材料となったエスプリ(00330)は6.02%安と連日の急落となった。このほかでは、富士康(02038)が14.20%安、招商局国際(00144)が9.81%安と急落した。
H株指数構成銘柄は全面安。中国建設銀行(00939)が9.57%安、中国工商銀行(01398)が6.20%安、中国銀行(03988)が6.43%安、交通銀行(03328)が7.50%安、中国人寿保険(02628)が4.39%安、平安保険(2318)が7.85%安などと時価総額上位の銀行、保険セクターが軒並み売り込まれ、指数の下げをけん引した。この日は急落する銘柄が目立ち、中国アルミ(02600)が11.96%安、中海発展(01138)が12.93%安、上海石油化工(00338)が10.32%安と2ケタ台の下げ幅を記録した。
中国大陸株式市場は3日ぶりに反落。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.691%安の2358.040ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場はまちまち。終値は上海B株指数が前営業日終値比1.240%高の158.921ポイント、深センB株指数が0.621%安の349.298ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1920.8億元と、前営業日の2417.8億元より減少した。
上海総合指数の今年最高値が視野に入り始め、高値警戒感から目先の利益を確定する売りが先行した。2008年通期決算の発表が本格化するなか、企業の業績悪化に対する警戒感も強まった。もっとも下値を探る動きは限定的。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が現地時間28日、コロンビアで開催された米州開発銀行の会議に出席した際のインタビューで「世界的な金融危機はすでに底に触れた。今後さらに悪化することはない」とコメントし、投資心理を支えた。3月の新規銀行融資について、前年同月比20%以上の速い伸びを維持するとの専門家の見方を国内メディアが伝え、企業の資金繰り改善にも期待が広がった。






