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1日=香港株売り優勢、利益確定売りに押される

中国 経済・産業ニュース

  1日の香港株式市場は売りが優勢となった。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.416%安の13519.540ポイント、H株指数が同0.094%高の8077.680ポイント、レッドチップ指数が同1.157%安の3059.600ポイントだった。売買代金は528億香港ドルで、前営業日の490億香港ドルから拡大した。

 

  この日は前日上昇した反動から、目先の利益を確定する動きが強まった。特に時価総額上位の中国金融セクターで売りが目立った。20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の開催を控え、様子見ムードも広がった。一方、前日の米株とこの日の中国本土株の上昇や、中国本土での追加利下げ観測など複数の好材料も浮上したため、指数の下げ幅は抑えられた。H株は小幅続伸した。

  この日の主要指数は高値で寄り付き、ハンセン指数は170ポイントの上げ幅を記録して取引が始まった。ただその後はさえない商いで、朝方から売りが先行。前場引けにかけては段階的に下落する展開となった。後場に入ると買い戻される動きも出たが、上げ幅は限定的。ハンセン指数は大引けにかけて前営業日終値を境に上下動した。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が2.74%安と大幅反落。長江実業(00001)が0.44%安、恒基不動産(00012)が2.88%安、恒隆不動産(00101)が3.95%安と香港不動産セクターも売られた。決算発表を終えたばかりの中国聯通(00762)は8.09%安と急落。同じく決算発表を終えた華潤創業(00291)も3.33%安と売り進まれた。一方、HSBC(0005)は0.46%高と反発。中銀香港(2388)は9.71%高と急伸した。親会社の中国銀行(03988)が中銀香港株の買い増し方針を明らかにしたことを材料視した。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が2.50%安、中国工商銀行(01398)が1.48%安、交通銀行(03328)が0.74%安、招商銀行(03968)が0.73%安、中国人寿保険(02628)が0.77%安と時価総額上位の銀行、保険セクターが売られた。ただ一方では中国国際航空(00753)が11.20%高、上海石油化工(00338)が13.08%高、富力地産(02777)が8.88%高と大幅上昇する銘柄も出たため、指数を下支えた。

  中国大陸株式市場は続伸。指標の上海総合指数は前営業日終値比1.467%高の2408.017ポイントと、終値ベースでの年初来高値を更新してこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も続伸。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.762%高の162.284ポイント、深センB株指数が0.415%高の352.951ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2548.8億元と、前営業日の2001.6億元より増えた。

  来週発表される3月の物価統計について、CPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)ともにマイナスの伸びが続くとの見方が強まる中で、中国人民銀行(中央銀行)が追加利下げに踏み切るのではないかとの観測が再燃した。人民銀の周小川総裁は外遊先で、「1-3月の経済指標の内容を見極めた上で、金融政策を調整する」との考えを示したことも後押し材料。胡錦涛国家主席は31日、国営通信社・新華社の取材に応じ、「政府が適宜打ち出した景気対策や積極財政、適度な金融緩和策に効果が表れ始めた」と述べ、景気減速懸念も後退した。