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16日=香港株反落、高値警戒感で利益確定売りが先行

中国 経済・産業ニュース

  16日の香港株式市場は反落した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.553%安の15582.990ポイント、H株指数が同1.765%安の9141.230ポイント、レッドチップ指数が同0.157%安の3417.510ポイントだった。売買代金は746億香港ドルで、前営業日の622.5億香港ドルから拡大した。

 

  主要指数は4営業日ぶりの反落となった。連日の上昇を受け、高値警戒感から利益を確定する売りが広がった。この日の中国大陸株が反落したことも投資家心理の悪化につながった。中国企業のH株銘柄が下げをけん引し、前場上昇して引けたハンセン、レッドチップの両指数も後場で下落に転じた。ただ下げ幅は限られ、この日発表された中国経済指標の堅調な内容や、中国政府の追加景気刺激策への期待感、前日の米株反発などを材料に買いも入った。

  この日の主要指数は大幅高で寄り付き、ハンセン指数は16000ポイントに迫って取引が始まった。ただその後は軟調に推移し、朝方は強く売り込まれ、ハンセン指数は短時間で400ポイント近い下げ幅を記録した。前場引けからは買い戻しの動きもみられたが、後場中盤に差し掛かると再び売りが集まった。

  ハンセン指数構成銘柄は同指数に重複採用されるH株銘柄が軟調で、指数を押し下げた。このほかでは香港中華ガス(00003)が3.24%安、太古(00019)が3.08%安、MTR(00066)が3.83%安、中国海洋石油(00883)が3.19%安と下げ幅が目立った。一方、時価総額上位の中国移動(00941)が1.36%高、HSBC(00005)が0.45%高と続伸。裕元工業(00551)は10.81%高と急伸した。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が1.25%安、中国工商銀行(01398)が0.44%安、中国銀行(03988)が2.05%安、交通銀行(03328)が2.02%安、中国人寿保険(02628)が0.35%安、平安保険(02318)が3.50%安と時価総額の大きい銀行、保険セクターが売り込まれた。中でも08年12月期本決算で98%減益を発表した中国人民財産保険(02328)は9.73%安と急落した。一方では素材、機械、運輸の各セクターが続伸し、指数の下げを圧縮した。

  中国大陸株式市場は6日ぶりに反落。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.076%安の2534.134ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場はまちまち。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.007%安の167.723ポイント、深センB株指数が0.800%高の378.055ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2745.1億元と、前営業日の2733.2億元より増えた。

  上海総合指数が連日で年初来高値を更新していることから、高値警戒感からの売りが先行した。国家統計局が午前に発表した中国の第1四半期のGDP(国内総生産)成長率が6.1%と市場予想とほぼ同じ数値となり、積極的なサプライズがみられない中、目先の利益を確定する売りが終日にわたって優勢だった。もっとも下値を探る動きは限定的。同時に発表された都市部固定資産投資額や小売売上高も前年を上回る伸びとなったことで、内需の底堅さを確認する買いもみられた。