17日=香港株売り買い交錯、後場で利食い売り
2009年 4月 17日(金曜日) 18:19
17日の香港株式市場は売り買いが交錯して週末を迎えた。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比0.117%高の15601.270ポイント、H株指数が同0.974%安の9052.180ポイント、レッドチップ指数が同0.016%高の3418.040ポイントだった。売買代金は752.9億香港ドルで、前営業日の746億香港ドルから拡大した。
ハンセン、レッドチップの両指数は小幅反発して引けた。前日の米株続伸や、前日発表された中国経済指標の堅調な内容、中国での追加景気刺激策への期待感持続などを材料に、前場は買いが先行。しかし、この日の中国大陸株が後場で下げ幅を拡大したことが香港市場でも嫌気され、利益を確定する売りが広がった。中でもハンセン指数に重複採用される中国金融セクターが続落し、指数を押し下げた。
この日の主要指数は高値で寄り付き、ハンセン指数の寄付値は16000ポイントに迫った。朝方はややもみ合ったが、前場中盤からは買い圧力が高まり、主要指数は全営業日終値を上回って前場を終えた。しかし、後場に入ると地合いが一転し、売り優勢で推移。大引けまで段階的に売り込まれる展開となった。
ハンセン指数構成銘柄は長江実業(00001)が0.85%高、恒基不動産(00012)が0.99%高、新鴻基不動産(00016)が1.97%高、新世界発展(00017)が5.84%高と香港不動産セクターが軒並み高で指数を下支えた。富士康(02038)も6.00%高と好調。一方、時価総額上位の中国移動(00941)が0.20%安、HSBC(00005)が0.18%安と反落したほか、前日急伸した裕元工業(00551)は13.33%安と売り込まれた。
H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が0.84%安、中国銀行(03988)が1.74%安、交通銀行(03328)が1.42%安、招商銀行(03968)が2.11%安、中国人民財産保険(02328)が5.28%安と時価総額の大きい銀行、保険セクターが続落した。素材、運輸のセクターも軟調。一方で上海電気(02727)が8.89%高、華能国際電力(00902)が1.58%高、浙江高速道路(00576)が2.52%高と買われる銘柄も出て、指数の下げ幅を圧縮した。
中国大陸株式市場は続落。指標の上海総合指数は前営業日終値比1.192%安の2503.935ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も下落。終値は上海B株指数が前営業日終値比2.244%安の163.960ポイント、深センB株指数が0.958%安の374.435ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2454.5億元と、前営業日の2745.1億元より減少した。
GDP(国内総生産)などの1-3月の主要経済指標の発表が一段落し、目先の利益を確定する売りが前日に続いて先行した。中国国家統計局の李暁超報道官が16日の会見で、中国経済は底打ちしたかとの質問に対し、「国際情勢は厳しさを増しており、また国内にも下振れリスクが存在する」と述べるなど、景気に対する政府要人の慎重姿勢も警戒された。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席がこのほど、市中銀行に対し貸し出し資金の株投資への流用を厳しく監督する方針を示したことを受け、資金流入の停滞も懸念された。






