中国:中小企業の掛け取引拡大で連鎖的倒産のリスク
2009年 4月 20日(月曜日) 14:52
20日付中国経済周刊によると、フランスの信用保険大手コファスはこのほど発表した中国企業の信用リスクに関する調査結果で、中国の中小企業に企業間の債務付け回しによるドミノ倒し的な破産へのリスクが存在すると報告した。
コファスは2008年10-12月、上海を始めとする中国主要都市の企業5万社を対象にアンケート調査を実施。それによると、掛け取引によって商品を購入している企業の割合が07年の54.1%から08年には64.9%に増え、納品時にその都度代金を支払う企業の割合は25.8%から12.9%に縮小したことが分かった。
調査対象となった企業の08年の売上高の合計に占める買掛金の割合は51.3%に上昇。さらに、買掛金が発生してからそれを決済するまでにかかる時間も平均で前年比11.3%延びた。
コファスによれば、中国経済の減速を背景に、中小企業のキャッシュフローが悪化していることが買掛金増加の背景にある。こうした状況で、複数の企業間で連鎖的な債権回収の停滞が起これば、関連する企業が次々と倒産するドミノ現象を引き起こしかねない。
中国の09年1-3月の人民元建て新規貸出額は4兆5800億元に達し、通年目標である5兆元をほぼ達成した。流動性改善が期待されるものの、コファスのアナリストによれば、増加分の銀行融資は政府プロジェクトに向けられたものが多く、これが直接中小企業の資金繰り改善につながるとは言い難い。







