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21日=香港株反落、国内外株安で売り進む

中国 経済・産業ニュース

  21日の香港株式市場は反落した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.952%安の15285.890ポイント、H株指数が同2.069%安の9039.090ポイント、レッドチップ指数が同3.892%安の3297.530ポイントだった。売買代金は575億香港ドルで、前営業日の570億香港ドルから拡大した。

 

  米金融機関の業績懸念再燃を背景に、前日の米株が急落したことを嫌気する売りが広がった。この日の中国大陸株が反落したことも悪材料となった。銀行、保険、通信、不動産など時価総額上位のセクターがそろって売り進まれ、指数の下げをけん引した。商品市況の下落を受け、資源、素材の各セクターも軟調だった。ただ後場では買い戻しの動きも入り、前場の下げ幅を圧縮して引けた。

  この日の主要指数は大幅安で寄り付き、ハンセン指数は700ポイント近い下げ幅を記録。H株指数も9000ポイントの節目を下抜けて取引が始まった。その後は売り買いが交錯する展開となったが、後場引けにかけて買い圧力が高まり、主要指数は前場の下げ幅を圧縮した。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が5.11%安、HSBC(00005)が5.09%安と大幅下落。長江実業(00001)が2.52%安、恒基不動産(00012)が4.29%安、新鴻基不動産(00016)が3.97%安、新世界発展(00017)が5.77%安と香港不動産セクターが軒並み売り込まれた。ハンセン銀行(00011)が0.91%安、東亜銀行(00023)が4.91%安、中銀香港(02388)が1.85%安と香港金融セクターもさえなかった。

  H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が2.74%安、中国工商銀行(01398)が2.00%安、中国銀行(03988)が0.33%安、交通銀行(03328)が1.55%安、中国人寿保険(02628)が1.59%安、平安保険(02318)が2.75%安と時価総額の大きい銀行、保険セクターがそろって反落した。素材、運輸、資源を中心に下げ幅が目立ち、江西銅業(00358)が6.07%安、ヤン州煤業(01171)が5.52%安、中国アルミ(02600)が4.62%安、富力地産(02777)が4.39%安と下げ幅上位に並んだ。

  中国大陸株式市場は反落。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.846%安の2535.828ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も反落。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.649%安の166.004ポイント、深センB株指数が0.954%安の377.937ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は2439.9億元と、前営業日の2223.8億元より増えた。

  上海総合指数が前日、3営業日ぶりに年初来高値を更新したこともあって、高値警戒感からの利益確定売りが先行した。前日の米株急反落も相場心理を冷やした。もっとも下値を探る動きは限定的。中国政府が昨秋打ち出した4兆元の景気対策の一環として、中央財政による3回目の資金投入に向けた準備に入ったと伝えられた。民生や中低所得者向け安価住宅の建設、重点インフラなどに向けられるとみられ、投入規模は初回の1000億元、2回目の1300億元を上回る見通し。