23日=香港株反発、大型銘柄中心に買い戻し集まる
2009年 4月 23日(木曜日) 18:29
23日の香港株式市場は反発した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.258%高の15214.460ポイント、H株指数が同2.498%高の8939.090ポイント、レッドチップ指数が同1.892%高の3278.230ポイントだった。売買代金は526億香港ドルで、前営業日の678.6億香港ドルから縮小した。
直近2営業日にわたって大幅下落した反動を受け、値ごろ感の出た時価総額上位のセクターを中心に買い戻しの動きが集まった。前場は前日の米株安などの悪材料を嫌気する売りも入ったため、上げ幅は限られたが、後場に入って中国大陸株が上昇に転じたことを手掛かりに、香港でも上げ幅を拡大した。銀行、保険、通信、不動産など幅広いセクターが物色された。
この日の主要指数は高値で寄り付き、その後も買い優勢で取引が進んだ。朝方は売りも入ったが、前場中盤に差し掛かると再び買い圧力が高まった。段階的に上値を押し上げる展開で、後場に入るとさらに一段高となった。ハンセン指数は前日割り込んだ15000ポイント台を戻して引けた。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が1.16%高、HSBC(00005)が2.53%高と反発。長江実業(00001)が2.51%高、恒基不動産(00012)が2.20%高、新鴻基不動産(00016)が1.63%高、新世界発展(00017)が1.91%高と香港不動産セクターも買い戻された。大半の銘柄が上昇する中、富士康(2038)が7.84%高、キャセイ航空(00293)が5.78%高、エスプリ(00330)が6.05%高、利豊(00494)が5.19%高と買い進まれた。
H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が1.15%高、中国工商銀行(01398)が2.81%高、中国銀行(03988)が2.48%高、交通銀行(03328)が1.95%高、中国人寿保険(02628)が4.03%高、平安保険(02318)が1.98%高と時価総額の大きい銀行、保険セクターが軒並み反発した。安徽海螺(00914)が8.33%高、中国建材(03323)が8.06%高、富力地産(02777)が8.13%高、東風汽車集団(00489)が6.70%高など、この日は上げ幅の大きい銘柄が目立った。
中国大陸株式市場は小反発。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.106%高の2463.954ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も反発。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.893%高の163.067ポイント、深センB株指数が0.084%高の366.510ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1763.3億元と、前営業日の2712.7億元より減少した。
朝方はIPO(新規株式公開)再開観測がくすぶる中、需給悪化を懸念する売りが優勢だったが、指数が下げ渋る場面での下値の底堅さが見直され、まもなく買い戻しが優勢となった。前日急落しただけに、自律反発狙いの買いがみられた。財政部が22日発表した今年1-3月の国有企業の利益総額が2177億元と前四半期に比べ120%増加したことを受け、企業業績の改善が期待された。中国人民銀行(中央銀行)の易網副総裁が22日、「人民銀は商業銀行に対し貸し出しの総量規制を行うことはない」と述べ、金融緩和策を続ける考えを強調したことも支援材料だった。







