27日=香港株大幅反落、国内外に悪材料集まる
2009年 4月 27日(月曜日) 19:14
週明け27日の香港株式市場は大幅反落した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.742%安の14840.420ポイント、H株指数が同3.761%安の8641.430ポイント、レッドチップ指数が同3.013%安の3188.880ポイントだった。売買代金は530億香港ドルで、前営業日の517億香港ドルから拡大した。
世界的な拡大が懸念される豚インフルエンザに対する警戒感や、国内外の景気後退に対する懸念、この日の中国大陸株の続落など、国内外に悪材料が浮上して売り込まれる展開となった。なかでも時価総額上位の中国銀行セクターが軟調で、指数の下げをけん引した。中国建設銀行(00939)が24日発表した2009年第1四半期(1-3月)決算で、純利益が前年同期比18%減と落ち込んだことから、業界全体で足元の業績悪化が警戒された。ハンセン、H株両指数の構成銘柄は全面安の展開となった。
この日の主要指数は安値で寄り付いて取引が始まった。朝方は売り買いを挟みながら上昇する局面だったが、前場中盤以降は段階的に売り進まれる展開となった。後場は買い戻しされる動きもみられたが、大引けにかけては再び売り圧力が強まった。ハンセン指数は終値ベースで3営業日ぶりに15000ポイントを下抜けた。
ハンセン指数構成銘柄は全面安。時価総額上位の中国移動(00941)が2.67%安、HSBC(00005)が1.80%安と大幅安で引けた。長江実業(00001)が3.15%安、恒基不動産(00012)が1.40%安、新鴻基不動産(00016)が3.72%安、新世界発展(00017)が2.36%安と香港不動産セクターもそろって売り込まれた。このほかではキャセイ航空(00293)が7.97%安、中信泰富(00267)が6.09%安と下げ幅が目立った。
H株指数構成銘柄はほぼ全面安の展開。中国建設銀行が3.62%安、中国工商銀行(01398)が5.85%安、中国銀行(03988)が4.16%安、招商銀行(03968)が7.23%安、中国人寿保険(02628)が3.27%安、平安保険(02318)が2.83%安と時価総額の大きい銀行、保険セクターが軒並み安だった。中国国際航空(00753)が12.75%安、北京国際空港(00694)が11.0%安、中海発展(01138)が9.91%安、中海コンテナ(02866)が10.34%安と航空、運輸のセクターが急落した。
中国大陸株式市場は続落。指標の上海総合指数は前営業日終値比1.766%安の2405.348ポイントで取引を終えた。外貨建てのB株相場も続落。終値は上海B株指数が前営業日終値比3.833%安の155.306ポイント、深センB株指数が3.533%安の351.779ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1589億元と、前営業日の1684.8億元より減少した。
中国国務院の王岐山副首相が26日、「世界的な景気後退は依然続いており、世界経済はいまだ底を打っていない」と述べたことを受け、今後の景気後退が懸念された。また「4月の中国不動産販売が前月に比べ落ち込んだ」と伝えられたことも、投資家心理を冷え込ませた。豚インフルエンザの発生も景気に悪影響を与えると不安視した。今週に上海・深センの両証券取引所でロックアップ(継続保有期間)が解除される株式が計76億400万株となり、前週に比べ15.8%増加することから、需給悪化への懸念が広がった。上海総合指数は取引時間で一時、節目となる2400ポイントを割り込む局面もみられた。






