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28日=香港株続落、豚インフルに警戒続く

中国 経済・産業ニュース

  28日の香港株式市場は続落した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比1.923%安の14555.110ポイント、H株指数が同1.808%安の8485.220ポイント、レッドチップ指数が同1.767%安の3132.530ポイントだった。売買代金は562億香港ドルで、前営業日の530億香港ドルから拡大した。

 

  豚インフルエンザの世界的な拡大に警戒感が続いたほか、豚インフルによる世界的な景気回復への懸念、前日の米株反落などを嫌気する売りが先行した。相次いで発表される中国企業の2009年第1四半期(1-3月)決算で業績悪化が目立つことも投資家心理を冷え込ませた。この日は時価総額上位を中心に幅広いセクターが売り進まれた。

  この日の主要指数は高値で寄り付き、ハンセン指数は節目の15000ポイントを上抜いて取引が始まった。しかし、寄り付き直後から売り進まれる展開で、前場引けにかけては段階的に大きく値を崩した。後場に入っても軟調地合いは続き、小幅にもみ合って推移した。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が1.48%安、HSBC(00005)が2.51%安と続落。長江実業(00001)が3.91%安、恒基不動産(00012)が3.84%安、新鴻基不動産(00016)が6.01%安、新世界発展(00017)が3.78%安と香港不動産セクターもそろって売り込まれた。富士康(02038)が6.44%安、東亜銀行(00023)が4.00%安、招商局国際(00144)が5.05%安と下げ幅上に並んだ。

  H株指数構成銘柄は中国人寿保険(02628)が2.82%安、平安保険(02318)が8.95%安、中国人民財産保険(02328)が2.06%安と保険セクターがそろって売り込まれた。平安保険がこのほど発表した09年第1四半期決算の純利益が前年同期に比べ7割落ち込んだことから、セクター全体で売りが集まった。最大A株7億株の増資案を発表した上海電気(02727)は17.97%安と急落。機械、銀行、素材、資源など幅広いセクターが売り込まれた。一方、政府系投資会社による株式の買い増しが伝えられた中国工商銀行(01398)は2.48%高と逆行高となった。

  中国大陸株式市場は3日続落。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.163%安の2401.438ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場はまちまち。終値は上海B株指数が前営業日終値比0.625%高の156.277ポイント、深センB株指数が0.128%安の351.328ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1399.6億元と、前営業日の1589.2億元より減少した。

  上場企業の今年第1四半期決算でさえない内容が続いていることを警戒する売りが先行した。豚インフルエンザ問題を受けた世界経済の先行き不透明感も投資心理を悪化させた。豚インフル感染拡大による旅行需要の縮小が懸念され旅行株が軒並み安。前日に第1四半期の大幅減益を発表した中国平安保険(601318)が売られ、保険株も下げた。中国石油天然気の減益発表が嫌気されて石油株も安い。もっとも前日の急落を受けて買い戻される動きもみられ、下値は限られた。国家発展改革委員会が新エネルギー向け産業支援策の策定に入ったと伝えられるなど、景気対策期待も持続した。