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29日=香港株反発、買い戻しの動きが活発化

中国 経済・産業ニュース

  29日の香港株式市場は反発した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比2.761%高の14956.950ポイント、H株指数が同3.664%高の8796.340ポイント、レッドチップ指数が同3.154%高の3231.340ポイントだった。売買代金は506.9億香港ドルで、前営業日の562億香港ドルから縮小した。

 

  連日の下落を受け、この日は値ごろ感の出た大型銘柄を中心に買い戻しの動きが終日広がった。この日の中国大陸株が大きく反発したことや、中国上場企業の今年第1四半期決算で、前四半期比での業績回復が確認されたことなども支援材料となった。大陸株が大幅反発したことを背景に、中国企業のH株銘柄で上げ幅が目立った。H株指数の構成銘柄は全面高となった。

  この日の主要指数は高値で寄り付き、ハンセン指数は200ポイントを上回る上げ幅を記録した。その後も買い優勢で取引が進み、前場中盤に差し掛かると買い圧力がさらに高まった。前場引け直前は売りが強まったが、後場に入ると下げた分を取り戻し、大引けにかけてはさらに一段上げた。

  ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が2.34%高、HSBC(00005)が1.68%高と反発。長江実業(00001)が2.64%高、恒基不動産(00012)が1.92%高、新鴻基不動産(00016)が3.70%高、新世界発展(00017)が6.77%高と香港不動産セクターもそろって買い戻された。このほかでは、利豊(00494)が7.17%高、キャセイ航空(00293)が5.63%高、中国海外発展(00688)が5.85%高と上げ幅が目立った。

  H株指数構成銘柄は全面高。中国建設銀行(00939)が3.78%高、中国工商銀行(01398)が4.61%高、中国銀行(03988)が2.53%高、交通銀行(03328)が4.26%高、中国人寿保険(02628)が3.09%高、平安保険(02318)が3.53%高と時価総額上位の銀行、保険セクターが軒並み大幅高となった。この日は上げ幅の大きい銘柄が目立ち、中国国際航空(00753)が11.11%高、東風汽車集団(00489)が10.93%高、富力地産(02777)が10.70%高と2ケタの上昇幅を記録した。

  中国大陸株式市場は急反発。指標の上海総合指数は前営業日終値比2.780%高の2468.192ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も反発。終値は上海B株指数が前営業日終値比2.734%高の160.549ポイント、深センB株指数が2.598%高の360.457ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1815.7億元と、前営業日の1399.6億元より増えた。

  前日までの続落で割安感が出た銘柄に自律反発狙いの買いが先行した。上場企業の今年第1四半期決算の発表がほぼ一巡する中、大型企業を中心に前四半期比での業績回復が確認されたことが後押し材料となった。銀行株が全面高。中国保険監督管理委員会の報道官がこの日、「国内銀行による保険会社への出資を国務院が大筋で承認した」と明かしたことが手掛かり材料となった。政府が小規模炭鉱の閉鎖など業界再編を加速する方針を決定したと伝えられ、石炭株も買いが集まった。