30日=香港株大幅続伸、国内外株高を好感
2009年 4月 30日(木曜日) 18:24
30日の香港株式市場は大幅続伸した。主要指数の終値は、ハンセン指数が前営業日終値比3.771%高の15520.990ポイント、H株指数が同3.284%高の9084.910ポイント、レッドチップ指数が同0.997%高の3263.550ポイントだった。売買代金は709億香港ドルで、前営業日の506.9億香港ドルから拡大した。
前日の米株が急伸したことや米連邦公開市場委員会(FOMC)が景気後退ピッチの鈍化に言及したこと、米大手企業の業績が改善に向かったことなどを背景に、買いが膨らんだ。この日の中国大陸株の続伸も好材料。週末を控え、中国で利下げ観測が広がったことも投資家心理を押し上げた。この日は時価総額上位を中心に幅広いセクターが物色され、主要指数の構成銘柄はほぼ全面高の展開となった。
香港、中国の両株式市場は明日5月1日をメーデーで休場する。両市場ともに週明け4日から取引を再開する。
この日の主要指数は高値で寄り付き、ハンセン指数は350ポイント近い上げ幅を記録。15000ポイントを上抜いて取引が始まった。前場引けにかけては売り圧力が急速に高まったが、後場に入ると再び買いが集まって、指数を押し上げた。主要指数では、ハンセン指数が4営業日ぶりに15000ポイントを、H株指数が7営業日ぶりに9000ポイントをそれぞれ上回って引けた。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位のHSBC(00005)が6.72%高と急伸。長江実業(00001)が6.67%高、恒基不動産(00012)が5.95%高、新鴻基不動産(00016)が4.93%高、新世界発展(00017)が5.01%高と香港不動産セクターもそろって上げ幅が目立った。ほとんどの銘柄が上昇する中、富士康(02038)は18.96%高と急伸。東亜銀行(00023)が7.14%高、香港証券取引所(00388)が4.87%高と金融セクターも買い進まれた。
H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が2.96%高、中国工商銀行(01398)が3.48%高、中国銀行(03988)が2.47%高、交通銀行(03328)が3.27%高、中国人寿保険(02628)が2.62%高、平安保険(02318)が3.52%高と時価総額上位の銀行、保険セクターが軒並み大幅高で、指数の上げをけん引した。鞍鋼(00347)が8.33%高、青島ビール(00168)が12.22%高、中国建材(03323)が8.58%高、安徽海螺(00914)が9.02%高と急伸する銘柄が続出した。
中国大陸株式市場は続伸。指標の上海総合指数は前営業日終値比0.380%高の2477.569ポイントでこの日の取引を終えた。外貨建てのB株相場も続伸。終値は上海B株指数が前営業日終値比1.224%高の162.514ポイント、深センB株指数が1.291%高の365.109ポイントだった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は1941.1億元と、前営業日の1815.7億元より増えた。
国務院・常務会は29日、一部の固定資産投資事業に関し、投資総額に対する最低資本金比率を引き下げる案を承認した。企業が新規投資をしやすい環境を整え、投資を促す。引き下げの対象は、鉄道、海空港建設などのインフラ、住宅建設、情報産業、石炭開発、肥料業などとなっており、政策の恩恵を受けるセメント、不動産株などが急伸した。上海を世界的な物流・金融センターに育て上げる方針が正式に打ち出されたことを受け、上海を拠点とする銘柄群も続伸した。「今週末にも利下げや預金準備率の引き下げが実施される」との観測が浮上したことも、投資心理を改善させた。もっとも、明日からの3連休を控えて、銀行株などには持ち高調整の売りがみられ、相場全体の上値を抑えた。







