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11日=利益確定売りで香港、大陸ともに反落

中国 経済・産業ニュース

  11日の香港株式市場でハンセン指数は8日ぶり急反落。直近7営業日の上昇幅が20%超に達していただけに、後場にかけて利益確定売りが広がった。H株指数も前週戻した10000ポイント台を割り込んで引けた。

 

  この日は乱高下する展開となった。朝方は前週末の米株高や、この日の中国本土株の前場上昇を支援材料に買いが優勢。9日に署名された中国本土との経済貿易緊密化協定(CEPA)の補充協定で、香港・本土間のより一層の金融緩和が盛り込まれたことを受けて香港系銀行株が軒並み買われ、ハンセン指数の前場は1.66%高で引けた。

  ただ後場に入ると、中国本土株の反落をきっかけに次第に利益確定売りが強まった。高値警戒感が強まっていただけに幅広い銘柄に売りが広がり、指数は急速に下げ足を速めてこの日の安値圏で引けた。

  ハンセン指数は時価総額上位の中国移動(00941)が1.246安と利益確定売りに押された。前場は5%高で引けたHSBC(00005)は0.303%高と上げ幅を急速に縮めた。

  中国建設銀行(00939)は6.667%の大幅安。バンク・オブ・アメリカがロックアップ(継続保有期間)満了に伴い売却予定の同行株について、中国政府系の中国投資有限公司が引き受けを拒否する可能性が報じられた。このところの同行の株価上昇で、引き受け価格が現株価を大幅に下回っていることが理由とされている。香港系不動産株にも持ち高調整の売り。中国関連株では海運株に利益確定売りが目立った。

  大陸株では指標となる上海総合指数が8日ぶり反落。上海総合指数が直近7営業日で7%超上昇しているだけに、後場以降、高値を警戒する売りが加速した。もっとも政策効果を期待する買いが持続する中で下値は限定的。温家宝首相は先週末に福建省を視察した際、「金融危機への対応は4兆元の投資計画に終わるものではない」と言明。産業支援策などの追加対策を年内に順次発表する方針を示したことがポジティブ視され、前場は買い優勢に推移した。