20日=香港、大陸株とも小反落、高値警戒の売りで
2009年 5月 20日(水曜日) 18:00
20日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶり反落。前日に7カ月ぶりの高値を付けたこともあって、朝方から高値警戒からの利益確定売りが広がった。前日発表された香港の2-4月の失業率が悪化したことも、域内経済の先行き不透明感につながった。この日の本土株の反落を受けて中国系企業で構成されるH株指数も反落した。
ハンセン指数の構成銘柄では、このところ買われていた香港系不動産株が持ち高調整の売りに押された。中国系の銀行株や保険株も売られた。前日発表された4月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことを受け、米景気の先行き不安も再燃し、富士康(02038)が2.632%安、裕元工業(00551)が2.638%安と輸出関連株の下げ幅も目立った。
もっとも下値を売る動きは限定的。前日の米原油先物相場の上昇を好感し、中国石油化工(00386)が1.727%高、中国石油天然気(00857)が0.710%高。投資会社による好レーティングが意識されて、キャセイ航空(00293)が7.824%高、中信泰富(00267)が6.761%高と急伸した。前場は軟調だった金融大手のHSBC(00005)も後場に買い戻されて0.331%高。中国移動(00941)も0.607%高となってハンセン指数を下支えた。
H株指数構成銘柄は銀行株に利益確定売りが広がった。銅や金などの素材株も売られた。東風汽車集団(00489)は、中国政府が自動車買い替え補助の対象拡大を発表したことを追い風に0.765%の逆行高。海運市況の好調を手掛かりに海運株の上げも目立った。
大陸株では指標となる上海総合指数が4日ぶり反落した。前日に9カ月ぶりの高値を付けただけに、銀行や保険などの金融株を中心に高値警戒感からの利益確定売りが先行した。上場企業が大口投資家に対して設定した売却制限付き株式について、制限解除に伴い株主がこれを実際に売る動きが5月に入って活発化していると伝わり、需給悪化懸念も重しとなった。前日に売却制限が解除となった中国聯通(600050)は4%安で引けた。







