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21日=景気不安で香港株続落、大陸株も利食い売り

中国 経済・産業ニュース

  21日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前日の米株安を嫌気する売りが広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日、2009年の米経済成長見通しを下方修正したことを不安視。香港金融管理局(HKMA)の任志剛(ジョセフ・ヤム)総裁が朝方、「世界景気の後退は減速に向かっているものの、欧米経済の低迷を考慮すれば、速いピッチでの回復は期待できない」と発言したことも景気不安に拍車をかけた。

 

  銀行株が売られた。HSBC(00005)は2.575%安、東亜銀行(00023)は2.621%安だった。この日の本土株安が重しとなり、中国建設銀行(00938)や中国工商銀行(01398)もさえない。景気に敏感な香港系不動産株も九龍倉集団(00004)の3.276%安を筆頭に下げた。

  米景気の先行き不安から輸出関連株も急落。富士康(02038)は5.045%の大幅安となった。前日買われたキャセイ航空(00293)も原油高が逆風となる中、利益確定売りに押されて3.363%安と下げが目立った。4月の携帯新規契約数が昨年1月以来の低水準となった中国移動(00941)は1.139%安。台湾同業の遠伝電信に対する出資案が却下されるとの思惑も浮上した。

  H株指数も続落。銀行や不動産、素材株など幅広い銘柄が売られた。半面、東風汽車集団(00489)は政策期待の買いが続いて8.498%高で引けた。

  大陸株では指標となる上海総合指数が続落。新規の買い材料に欠ける中、銀行株などを中心に利益確定売りが広がった。鉄鉱石の2009年度価格交渉について、一部メディアが「鉄鉱石大手が前年比30-35%の引き下げで合意した」と伝えたことについて、中国鉄鋼工業協会はこの日、「交渉はまだ続いている」と報道を否定する声明を発表。鉄鋼株は失望売りに押された。政策期待で前日急伸した家電、自動車株も利食い売りに押され、石炭株も安い。