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国慶節ハトにピリピリ警備 テロ警戒、徹夜で監視

中国 社会ニュース

建国を祝う国慶節の1日朝、北京市の天安門から平和を象徴する1万羽のハトが放たれ、天安門広場の上空に飛び立った。いずれも北京市伝書ハト協会員が所有する身元確実なハト。しかし、テロ防止のため、警察が徹底した検査、選抜を行った上、天安門近くで徹夜で監視したものだという。ハトに対するピリピリ警備ぶりを伝えるルポを京華時報などが2日掲載した。

  北京市公安局の何躍副局長によると、ハトの提供が同協会員に打診されたのは国慶節のわずか1週間前。2日前、協会が会員宅からハトを回収して回ったが、ハトの体にはどんな異物の付着も許されず、協会員が警察の立ち会いのもと1羽ずつ全身を検査した。この過程はすべて録画され、終了後は1羽ずつ登録されるという徹底振りだ。
 検査後のハトは、国慶節前夜、専用トラック4台で天安門へ運ばれたが、渋滞に巻き込まれて立ち往生しないよう交通警察官が誘導し、ノンストップで直行できるようVIPの並みの警備体制が組まれた。

  天安門に到着後、トラックは車体の下まで入念にチェック。ハトが入ったかごは強力な懐中電灯で隅々まで照らされ、異物がないか確認を受けた。最後に衛生担当の係官が健康や精神状態を点検した後、トラックの周囲はロープが張られて封鎖され、本番まで立ち入り絶対禁止とされた。

  当日は放飛後の滞空時間を計算し、天安門東側の伝書ハト協会員宅に帰るハトは西側、同西側に向かうハトは東側にそれぞれ念入りに配置。飛び立った後の視覚効果を考え、国慶節の式典開始後の国旗掲揚では、旗がざおの先端から1メートル下に来た瞬間に放たれた。

  警察によると、ハトが式典参加者の中に落ちないよう、悪天候の際はハトの放飛を中止する手はずが決めれた。2007年の国慶節は、雪混じりの雨というあいにくの天気で、放飛5分前に急きょ中止されたという。